滑舌を直す方法〜滑舌が悪くなる5つの理由〜

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舞台のこと
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おはようございます。レンレンです。

誰かと会話している時やレジやお店で注文をお願いする時

えっ?

と聞き返されることはありませんか?

それ、もしかしたら滑舌が悪く、聞き取りづらいのが原因かもしれません。

そこで今日は、日本語の仕組みを知ることで、滑舌を改善していきましょう。

こんな方にオススメ!

・滑舌を直したい方

・話してる内容が相手になかなか伝わらない方

・声の仕事(話す仕事)をしている方

・お芝居をされている(これからやろうと思っている)方

滑舌が悪くなる要因

母音が曖昧になってる

日本語は、

あ い う え お

の5つの母音に、それぞれ子音がつくことで、成り立っています。

「か」は「k+あ」

「つ」は「ts+う」

では、なぜ母音が曖昧になると滑舌が悪くなるのでしょう?

皆さん、

「あ」

は言えますか?

では次は、

「う」

言えますね。

では次は子音だけ

「k」

を発音して下さい。

「くっ」と言った方、それは「k」ではなく「k+う」の「く」です。「k」だけを発音して下さい。

では次は子音の「m」だけを発音して下さい。

「んー」でも「むー」でもありません。「m」だけです。

これをやろうとすると口を閉じて、息が流れる直前で終わる。

発音できないで終わってしまいますよね。

これが日本語を上手に話すための秘密です。

子音は音を差別化するものであって、原音(音を出すもの)ではないんです。

日本語は、母音である「あいうえお」を子音の通り道を変えることで、いろいろな音にしていきます。

つまり

元々の音である母音が曖昧だと、子音が入っても曖昧なままなので、滑舌が悪いままになってしまう

という事です。

なので、このタイプの方は、

1度すべて母音で読んでみる

この方法をオススメします。

例えば、

レンブロ〜舞台俳優レンレンのブログ〜

えんうお うあいあいうーえんえんおうおう

こんなかんじです。

この後、子音を入れて話すと子音と母音のバランスが整って、練習前よりもハッキリ話す事ができるようになります。

この練習方法は、劇団四季の母音法という名前で知られています。劇団四季では台詞をすべて母音だけで練習するそうです。それくらい母音というのは日本語を話す上で重要だということですね。

子音が強すぎる

さ・し・す・せ・そ

と言いたいのに

しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ

になってしまったり、

な・に・ぬ・ね・の

と言いたいのに

な・ぬ・ぬ・ね・の

になってしまってませんか?

お笑い芸人の三四郎小宮さんは

滑舌」が「かちゅぜちゅ」になってしまってますよね。

これは、

子音が強過ぎて、母音と子音のバランスが崩れてしまっている

状態です。

「母音が〜」のところで説明したように、日本語は母音と子音の組み合わせ。音になるのは母音。とお伝えしました。

つまり子音が強くなってしまうと

母音が弱くなり曖昧になってしまいます

バランスが崩れて聞き取りにくくなってしまいます。

口の動きが固い

皆さんはいっこく堂さんを見たことがありますか?腹話術士さんの技は本当に凄いですよね。

では皆さんはいっこく堂さんのように口を動かさずに話せますか?

多少は話せてもハッキリハキハキとは喋れませんよね。あれは腹話術士さんが鍛錬と経験の上にできる技なのです。

このことからも分かるように

口の動きと滑舌は密接な関係がある

ということです。

日本語は口をあまり動かさなくても、話す事ができる言語です。

なので、口周りの筋肉を使わずに話す事ができます。日常生活でそこまで困ることもありません。

しかし、人前で話す時などハッキリハキハキ話すには、口の周りの筋肉をしっかり使って、しっかりした口の形を作る。

言葉の出口を整えてあげる必要があります。

具体的には、

「あ・お・う」は口を縦に開く

「い・え」は口を横に開く

最初はこの2つの事を意識するだけで、滑舌が改善されます。

話すスピードが早い

人前で話す時など、緊張するとついつい早口になってしまいますよね。

しかし早口言葉が難しいように、早く話すということはとても難しいことです。

早口で話すことで、

母音と子音のバランスが崩れる

口の動きが間に合わない

などの今まで出てきた事が出来なくなってしまいます。

いったん落ち着いて

息をたっぷり吸って

いつもより少しゆっくり話す

という事を意識してみましょう。

内容を整理する

書いてある文書(進行台本など)をそのまま読んでも相手には伝わりません。

内容を自分の言葉にすることで、相手に伝わりやすくなります。

わたしのなまえわれんれんです

ではなく

わたしの(/)なまえは/レンレンです

誰の?(/)何が/何?

このように

文節で区切る

自分が話している内容を理解する

その内容を相手に伝える

このことを意識するとそれだけで相手への伝わり方が変わります。

言葉にはその言葉の持っているニュアンスがあります。「大きなリンゴ」は大きなリンゴであって大きなリンゴではないはずです。「大きな」の持っているニュアンスを正しく使うことで、更に伝えやすくなります。台詞を喋っている時に棒台詞とか一本調子と言われる方は、このことを意識してみて下さい。

まとめ

普段生活をしているとそこまで滑舌を意識する事はないと思います。

しかし人前で話す時や舞台で台詞を話す時は、ハッキリした声で話す必要があります。

その為には、いつも以上に相手に伝えようという意識が必要です。

そのための方法として5つの事を挙げさせて頂きました。

あなたに必要な技術がどれかは分かりませんが、1つでも役に立てたらのなら幸いです。

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