目次
おはようございます!レンレンです!
私は俳優として活動させていただいていますが、職業を聞かれ「俳優です」と答えると
よくセリフ覚えられますね!
と言われます
台本を覚えるのは当たり前なのであまり考えたことありませんでした
でも本1冊分のセリフを覚えるのって結構大変なことをしてるかも…
なので今回は、
どうやって台詞を覚えているのか?
オススメの覚え方をご紹介させていただきます
方法はこの3つ
・口で覚える
・耳で覚える
・負荷をかける
です
時間がない方は、
台本の覚え方の3つ目「負荷をかける」
というところだけでもいいので読んでみてください
覚えたのにいざという時忘れちゃう!
という方は必見です
こんな方にオススメ!
・台本が覚えられない
・肝心な時に台詞を忘れてしまう
・台詞を覚える方法が分からない
という方にオススメです!
台本の覚え方
口で覚える(台本を声に出して読む)
![](https://re2stagehuman.com/wp-content/uploads/2020/08/F5839262-CB72-42A2-8927-DFE155636A1C.jpeg)
このパートの要点は、
台本を声に出して読む
慣れてきたら読むスピードを上げる
ニュアンスを入れない
自分以外の台詞も全部読む
この4点です
1つずつ見ていきましょう!
台本を声に出して読む
まず台本を声に出して読みましょう
声に出して読むことで、
①口が動きを覚える
②音で台詞を覚える
ことができます
①は、口に出して読むことで口がその動きを覚えて勝手に言葉が出てくるようになります
②は、口に出して読んでその音を耳で聞くことで、音で覚える事ができます
音というのは記憶に結びつきやすいです
例えば流行っている曲や売れている曲をなんとなく知っていませんか?
それは番組やCMなどで流れているのを聞いた事があるからだと思います
何度も聞くから覚えちゃう、ということです
台詞も何度も声に出して読むことで、口と耳で覚えることができます
慣れてきたら読むスピードを上げる
少し覚えてきて慣れてきたら、読むスピードを上げてみましょう
しっかり覚えている箇所と曖昧になってる箇所がハッキリするはずです
曖昧になっている箇所が分かったら何度か繰り返して覚えていきましょう
ニュアンスを入れない
声に出して読む時、できるだけ平板に、棒読みをするようにしましょう
ニュアンスというのは、相手の台詞によって変わってきます
相手「おはよう」
あなた「おはよう」
という台詞だったとしても、
(めちゃくちゃ明るい)おはよう!
と
(嫌味のように)おはよう
と言われるのでは、あなたが返す「おはよう」は変わってきます。
ここであなたがあらかじめニュアンスを決めて練習してしまっていると、相手がどんな「おはよう」をぶつけてきても、毎回同じような「おはよう」しか返せなくなります
これでは会話の(お芝居の)キャッチボールができません。
なので、覚える時はできるだけニュートラルに
クセのない状態で覚えることをオススメします
自分以外の台詞も全部読む
自分の役の台詞以外も含めて全部覚えましょう
これをすることで、自分が喋っていないシーンでもその場面の状況や居方が分かるようになります
また自分の台詞の前の状況が分かることで作品全体の中での自分の台詞の役割がわかるようになります
なので、余裕が出てきたら必ず全部のシーンを声に出して読んでみましょう
耳で覚える(台詞を録音して聞いてみる)
![](https://re2stagehuman.com/wp-content/uploads/2020/08/B2E6954F-50C6-4C90-AB1B-56B52E705026.jpeg)
このパートの要点は、
全部録音する
相手役の台詞だけを録音する
この2点です
さっそく見ていきましょう!
全部録音する
先ほどの「声に出して〜」でも触れましたが、音で覚えるのは有効な手段です
特に時間がなかったり、練習時間が取れない方は、どこかで全ての台詞を録音して、
とにかく聞く
という方法がオススメです
これなら声も出さないので、移動中や電車の中などでも台詞を覚えることができます
この時もできるだけ平板にニュアンスをあまり入れないようにしましょう
相手役の台詞だけを録音する
覚えてきたら、今度は相手役の台詞だけを録音して、自分の台詞のところは、自分が台詞をいう間だけ空けて録音します
そして、録音を聞きながら自分の台詞は実際に話してみます
少しでもうろ覚えだと自分の台詞が間に合わずに次の台詞が来てしまうので、しっかり覚えている箇所と曖昧になっている箇所を確認することができます
負荷をかける(無意識でのコントロール)
![](https://re2stagehuman.com/wp-content/uploads/2020/08/93ACF189-D5B2-4741-A45D-1F0257827C6A.jpeg)
このパートは、
覚えたのにいざという時に忘れちゃう!
という方は必見のパートです
台詞に負荷をかける
負荷をかけるというのは
何か別の事をやりながら台詞を言う
という練習です
しっかり覚えたのに本番で台詞を忘れてしまった!
練習では出来てたのに!
という方にぜひ知ってもらいたいのが、
リラックスした状態で出来る≠本番で出来る
という事です
リラックスした状態というのは、ノンプレッシャーの(負荷がかかっていない)状態です
でも本番は、
緊張
演出上の段取り
など、プレッシャーや細かな制約がかかってきます
この状態が負荷がかかった状態です
なので、台詞を覚える時に負荷がかかった状態でも出来るように練習する必要があります
練習方法
これは簡単です
何か別の事をしながら自分の台詞を口に出して下さい
例えば、料理をしながら台詞を喋って下さい
台詞を言うことに対して
料理をするという別の行動がここでの負荷です
かなり端折った言い方をするならば
無意識でも台詞が出てくる状態にする
これが出来ればどんな状況、どんな状態でも大丈夫です!
自信を持って挑みましょう!
まとめ&注意点
今回のお話をまとめましょう
台本を覚えるためには
・声に出して読む(口で覚える)
・耳で聞く(耳で覚える)
・負荷をかける(無意識でのコントロール)
この3点でした
今回お伝えしたのはあくまで
覚えるためのもの
です
これが出来ればALL OK!とはいきません(笑)
今回覚えた真っ白なキャンバスに表現やニュアンスなど色をつけていきます
色をつけていく上での台本の読み方を
で紹介してますのでこちらもよかったら参考にしてみて下さい
今回は、
台本の覚え方について
でした
最後まで読んで頂きありがとうございました
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